知識0から2週間で簿記2級に合格できるようになるための勉強法

11月半ばに簿記2級と簿記3級の試験を併願で受けてきました。
昔から簿記に興味はあったものの、勉強することはなく、試しに参考書を買ったものの全く開くことなかったのですが、会社経営とか税務に触れることになり、この機会に勉強しようと思い、10月半ばに簿記試験の申込をしました。

試験1ヶ月に申込をしたものの、勉強はすぐに始めることはなく、2週間前の11月になってから勉強を本格的に始めることになりました。

実際に勉強して試験に受けてみて、2週間あれば十分に合格できると思ったので、今回は簿記2級を知識0から2週間で合格できるようになるための勉強法を伝えたいと思います。

テキストより問題集を使う

簿記に限らず勉強するときには、テキストや教科書で理解した後に、問題集で実際に問題を解くのが一般的なパターンかと思います。
ですが、実践を重ねたほうが早く頭に知識が入るため「実践重視」で勉強しましょう!

ですので、とりあえず問題集を開いて、どんな問題があるのかチェックし、テキストを読まずとも解けそうであれば、問題集からやってしまいましょう。
もし全然解くことができそうにない場合には、テキストは1時間で読み、読みきれなかったときには空き時間で読めばいいです。

しっかりと簿記について理解することは大事ですが、いくらテキストを読んでいても実際に問題を解いてみないことには実感は湧きませんし、読むだけでは意外と頭に入ってはいません。

テニスでラケットの振り方を何度も教わるよりも、ボールを打ったほうが感覚が掴めるのと同じで、簿記でも問題を解いたほうが理解度は高まります。

テキストの使い方ですが、おおよその内容を理解するために一度は簡単に読んだほうがいいと思いますが、その後は問題を解いて間違えたときに確認するために使いましょう。

ちゃんと勉強したわけではないので、問題を解いていても間違えることは多々あるはずです。
ただ、テキストを事前に読んでいても間違えますし、結局あっているか確認するために再度テキストを読みたくなるはずです。

この勉強法はあくまで2週間で合格するための勉強法なので、余計な繰り返しはしなくてもいいように、無駄を省きましょう。

もう一点挙げるとしたら、問題を何度も解くことでスピードは早まりますし理解度も増すため、問題は何度も解くようにしましょう。

この段階で使用したテキストや問題集は以下の通りです。

簿記3級の勉強におすすめのテキスト/問題集

簿記2級の勉強におすすめのテキスト/問題集

最新の問題集やテキストのほうが試験の傾向により適した内容になりますが、大きく変化はないです。

  • 安さ重視なら年度が古い問題集(1~2年前なら問題なし!それより古いとやや微妙・・)
  • 質重視なら最新版の問題集(せっかくなので新品でいいかと)

を選ぶといいです。

自分は2週間しか使わないし安さ重視で1年前のテキスト/問題集を中古で購入しました。

過去問題や実践問題を解きまくる

問題集で問題を解くことも大事ですが、過去問題を多く解くようにしましょう。
というのも、問題集は仕訳の割合が多く、若干簡単です。

過去問題の魅力としては、合格までの距離感が分かることです。
簿記は全5問からつくられるのですが、どの問いを理解しているのかはっきりと分かりますし、時間をしっかりと計って解くため、集中力も通常より増します。
また、問題を解くときには絶対に時間を計って解くようにしましょう。

また、仕訳の問題は他の問題をやっていても触れることになるため、財務諸表などの時間がかかる問題になるべく時間を使いましょう。

そして、問題を解くときのコツですが、回答シートを絶対に使ったほうがいいです。
問題集に書き込むのは嫌だったり、もう一度問題を解くときのために、ノートなどを使って勉強する人もいると思いますが、同じ問題集を何度も解くことはないでしょう。

今までの勉強で、何度も同じ問題集を繰り返し使った記憶はある人は少ないのかなと思います。

少なくとも、この2週間で合格するための勉強法では、同じ問題を再度解く時間はないため必要ありません。問題をいかに早く解くかは重要ですので、試験に近い形の回答シートを使いましょう。

また、電卓もスマホなどで済まさずにしっかりとした電卓を使うといいです。
自分が使用した電卓はこちら。

ボタンが大きいほうが押し間違えることがないのでいいです。
あとは、「%」や「万/千」などの最低限の機能があれば十分でした。

過去問題集などで使用したテキストはこちら。

簿記2~3級の勉強に活用した過去問題集

過去問題集は幾つか同じ問題を解くより、一度もやったことのない問題を解いたほうが実践的ですし、複数買っておいてよいかと思います。

分からない問題は無視して先に進める

得意不得意もあるでしょうし、全てを短期間に理解するのは無理です。
分からない問題は無視して先に進めてしまいましょう。

他の問題を解いて、別の知識を得ることで理解できるようになるかもしれませんし、時間をおくことで分かるようになることもあります。分からないからといって、頭を抱えていても時間が勿体ないですし、たとえ理解できたとしても、その時間で別の知識を蓄えておいても同じことです。

手と頭を動かすことは止めずに、とにかく前に進めていきましょう。

また、3級であれば過去問題で解いて理解することが出来ていれば、2級の勉強に早く移行したほうがいいです。
商業簿記2級は3級の延長に近いので、多少理解していない箇所があっても、2級で理解できれば問題ありません。
※何度もいいますが、あくまで2週間で合格するための勉強法です

勉強時間の目安は1日3~5時間

2週間しかないからといって1日中勉強する必要はありません。
毎日3時間、しっかりと集中して勉強することができればいいと思います。
そうすれば、14日間×3時間で52時間ほどあります。

自分の場合は【1日3時間】を目安にしていましたが、仕事もあって勉強時間が1時間や出来ないときもありました。

参考までに3級と2級の時間の割合ですが、
3級:4日間
2級(商業):6日間
2級(工業):4日間

がいいかと思います。

とにかく早く3級を終わらせることと、工業簿記もしっかりと把握しておくことは大事かと思い案す。

実際に簿記の試験を受けてみて・・・

実際に上の勉強法で簿記の試験を受けたうえでの所感を最後にまとめておきます。

■3級勉強に時間を使い過ぎた
■2級の過去問の解きが甘かった
■工業簿記を全て触れていなかった

ことを強く感じました。

特に、2級に取り掛かったのが1週間前になってしまい、工業簿記も全て触れることができませんでした。

しっかりと時間を確保すれば2週間でも合格できる実感はありましたが、余裕をもって2週間で合格するとしたら1日3~5時間はあったほうがいいです。
もし1ヶ月間で合格するとしたら、1日3時間あれば十分かと思います。

何度もいいますが、この勉強法はあくまで2週間で合格するための手段です。

しっかりとテキストを読み、分からない箇所をなくしたほうが、安定し幅の広い知識がつくと思います。

ただ、簿記も試験に合格するだけでは意味がありませんし、実践で使わなくては意味がありません。
そういった意味では、丁寧に勉強するよりか早く実践で使うほうがいいですし、最低限できるレベルの知識やスキルがあればいいかと思います。

簿記はしっかり努力すれば確実に合格できるので、しっかり試験勉強を頑張ってみてください!

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