EC化率はたったの3.1%。
そう考えると、可能性あると思うのですが、実際はどうなんでしょう。
日本のBtoC-EC市場規模は、9.5兆円となり、前年比12.5%増となりました。
また、EC の浸透を示す指標である EC 化率(※)についても、約 3.1%、前年
比約 0.3ポイント増と上昇しています。
「平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備」
(電子商取引に関する市場調査)の結果公表について(調査結果要旨)
とあるように、BtoC-EC市場におけるEC化率はたったの3%。
また、BtoB-EC市場におけるEC化率は17.5%。
EC化はたったの3%しか進んでないから、
これからはもっとECサイトが増えていくし、EC市場は盛り上がる!
なんて思っていて、それ自体は間違っていないし、ECの市場規模は確実に伸びるはず。
EC化率はそこまで伸びない
まず、EC化が進むといっても、決してEC化率は100%にはならない。
おにぎりをネットで買う人ってほぼいないですよね?
結局、ネットで売れやすいものと売れにくいものがあるわけで、
もちろん売れにくくても売る人はいるだろうけど、
全員がネットでも売れるようにするわけではないし、
賞味期限とか考えるとネットで売れないものもあるわけで。
(そういったものを除いてEC化率としているのかな?多分違う気がする)
あと、家の近くのコンビニで買ったほうが早くて楽だし、
今すぐに欲しいとしたらやっぱり厳しいときもある。
(ジュース飲みたい、お腹すいたから食べたい、ティッシュ使いたいとか)
そう考えると、EC化率の最大数値ってどのくらいなんだろう。。
『EC業界市場規模・EC化率の現状と予想 2013年』
『これからアツイEC業界のホントの市場規模』
とかみると伸び率もそこまでなのかなとも思ったり。
市場規模が大きくなるだけですごいことなのかもしれないけど、
めっちゃ可能性あるってほどなのか、とは思うのです。
そして、誰もが可能性あるってわけではなく、
業界や商材によってはECに適しているわけではないから、
そういった点からもEC化って思ったより進まない気がする。
個人だとブランドないと厳しい
もうひとつあるのは、伸びた分の売上は大手がほとんど持っていくと思うのです。
ネットの強みとして、場所関係なくモノが売れることで、
そうなったときに大手のほうが価格勝負では負けないので、
個人でネットで売るのって大変だろうなぁと。
地方の人たちが地域の商店なんて使わずに、
ネットで買い物をするようになったら地方はもっと廃れるだろうな。。
もちろん地方がネットで発信し、モノを売っていくこともできるから、
地方活性化に繋がることもあるだろうけれども。
そう考えると、本当にブランドが大事になってくるなと思いました。
CtoC-EC市場はまだまだ盛り上がる
なんだかEC市場って意外と盛り上がらなさそう、みたいなことを書いていますが、
あくまで自分の想像より伸びないなーーと感じただけで、
全然伸びるだろうし、可能性はある市場だと思うのです。
また、考え方として企業が新規参入する視点で考えていますが、
利益とか売上のためというより、楽しさや便利さという点では、
個々人がネットでやり取りすることはもっと増えるんだろうなと思います。
海外展開は面白そう
あとは、日本のモノを海外に売る、としたら、
その逆で、海外のモノを日本で買う、としたら、
そういったことがもっと増えてくるとしたら、
EC市場ってもっと大きくなるんじゃないかと思いました。
モノだけじゃなくて情報を売る
ネットで売ることは厳しいものもあるけど、
材料だけ送って、作り方を教えることもできるし、
情報に付加価値をつけることも可能だなと。
ということで、ECサイト構築の相談を受けて、
どう売るのがいいんだろう、、と考えていたので、
思考や情報をまとめておきました。