タイトルの通りなんですが、「クラウドソーシング活用に力を入れ、クラウドワークスも支援し関係者一体となって盛り上げる地域」を作ったら面白いんじゃないかな、と勝手に思っています。
リモートワーク推奨、主婦層が働きやすくなるし、地方との相性すごくよい気がするんですね。
クラウドソーシングではなく、そのなかのクラウドワークスに特化して話をするのですが、1社と手を組むほうがスピード感持ってできそうで、現状それが一番可能なのはクラウドワークスなのかな、という判断です。
クラウドワークスの今後も踏まえて、「クラウドワークス特区」について考えてみます。
クラウドワークスの今後は40万人分の雇用創出
(クラウドワークス中期経営方針より)
決算資料などにもある通り、クラウドワークスが目指すのは40万人分の雇用創出。
今の報酬総額は約50億円で1,000人分しかなく、それらを今後増やしていくとのこと。
クラウドワークスでも色々と考えていると思いますが、報酬総額を増やすうえでのシンプルな策としては、
- クラウドワークス内の案件を増やす
- クラウドワークスのワーカーを増やす
- クラウドワークス内でのマッチング率を上げる
が挙げられます。
案件はまだまだ多く眠っていて開拓の余地はあるでしょうし、クラウドワーカーは登録者でみると150万人なので十分にいます。
マッチング率はどうかと言うと、発注者の求めるレベルに達していない、案件受けたいけどそのレベルに達していない、というケースは少なくないんじゃないか、と思います。
話は少し逸れますが、「クラウドソーシングは安いけど質はイマイチ」という印象が持たれているのもそういった点なのかなと。
ということで、クラウドワークスのワーカーの質向上が未来の雇用創出に繋がると思うのです。
そして、そのために力になるのがクラウドワークス特区なんじゃないかと。
クラウドワークス特区とは?
クラウドワーカーがより活躍できるようクラウドワークスと地域が一体となって特別な制度を取り入れる地区のこと。
では特別な制度って何があるといいか、を考えました。
クラウドワーカー用のスペースの提供
クラウドワーカーの魅力として在宅で仕事ができることですが、やはり1人で仕事するってモチベーション上げにくいし、学べる書籍や刺激的な環境があったほうが頑張れます。
また、家はあくまで家なので集中しやすい環境かというとそうでもないです。
ということで、クラウドワーカーが無料で仕事できるコワーキングスペースがあるといいなと思いました。
後述するアドバイザーに相談できたり、他のクラウドワーカーやフリーランスと情報交換もできるだろうし。
クラウドワークスが自前でスペース運営するのは大変なので、既存のコワーキングスペースと提携すると良さそうです。
例えば、クラウドワークスでプロ認定を受けていることを条件に利用料無料とか良さそうですね。
アドバイザーの設置
場所だけでなく「どうしたら案件獲得できるか」「そもそもこの案件は質がいいのか」など、案件を進めるにあたってアドバイスをくれる人がいるといいと思います。
そうなると安心して案件を取れますし、スキルアップのための道のりも分かります。
案件獲得以外でも、業務内容に関する相談もできるとより安心して仕事ができるんじゃないかと思います。
クラウドワーカー向けセミナーの開催
個別で教えるアドバイザーとは別にこれから始めたい人向けのセミナーもあるといいですね。
サイト制作スキルやWEBデザインスキルをもっと伸ばしたい人もいるだろうし、ライターであれば執筆スピードを上げたい、などあるかと。
また、作業ソンみたいな形でオフ会があると仕事がもっと楽しくなるだろうし、クラウドワーカーがより楽しく働ける環境を提示できるといいなと思いました。
これらは全て用意していいと思いますし、このくらいだと特区ってほどでもないので、もう少し思い切った案を出しておきます。
市が手数料を一部負担。在住者はお得に仕事受注可能!
市と連携して、市に手数料を一部負担もらって、リモートワークをより推進していく形です。
市がそこまでの取り組みをできる感はないのですが、ここまでしてくれると場所問わず仕事できるクラウドワーカーにとって最適な環境になるかと。
クラウドワークス特区向けに最適な非公開案件を紹介
特区ってことでワーカーも多いので、チームで仕事もできそうですし、そういった案件を紹介するとか良さそう。
今のクラウドワークスって基本的に、発注者と受注者の1対1が多いかと思うのですが、1対複数人かつその複数人をまとめる立場もクラウドワーカーで補うこともできるんじゃないかと。
法人向けプランもありますし、発注者1人で複数人のワーカーを担当することはありますが、まとめ役をやることにはなりその工数がかかるので、それさえもクラウドワーカーにお願いできるといいなと思いました。
新ジャンルを開拓する
クラウドソーシングの分野って「ライティング」「サイト制作」「デザイン」が主な印象ですが、専門性を高めたクラウドソーシングのジャンル開拓とかいいなと思いました。
例えば、縫製のクラウドソーシング「nutte(ヌッテ)」みたいな形。
iPhone修理のクラウドソーシング、広告運用に強いクラウドソーシング、とか。
農業など一次産業のECサイト運営に強い、などその地域の個性と掛け合わせられたらすごくいいですね。
WEB系フリーランスのPEOでより迅速に案件をこなす部隊をつくる
PEOってアメリカだと流行っているようなのですが、派遣会社が正社員として雇用し企業に派遣するスタイルで、常に派遣先企業を紹介してもらえて仕事が尽きないのでワーカー側としては嬉しく、派遣会社としても迅速に人材紹介ができて嬉しい、という仕組みです。
拙い知識なので間違いがあったらご了承を。
エンジニアの派遣業では同じようなことが既に行われてると思いますが、こういったことをクラウドワークスでも出来たら面白そうだなと思いました。
オフラインからクラウドソーシングを盛り上げる
クラウドワークス特区を作ることで、オフラインのリアルなコミュニティからクラウドソーシング(クラウドワークス)を盛り上げられる気がするんですよね。
しかも、別に大量の予算が必要ってわけではなく、
- コワーキングスペースの提供:月20万円
- アドバイザーの常駐:月10万円
- クラウドワーカー向けセミナーの実施:1回3万円(月12万円)
となり、「月40万円程度」で最低限のクラウドワークス特区は作れてしまうわけです。
もちろんどうやってクラウドワーカーを集客し育てていくか、まで考えないといけないですが、しっかり整えてあげれば「50人のクラウドワーカーが月30万円を稼ぐ」ことって実現可能なレベルだと思うのです。
そうなると月1500万円で年間1億8,000万円がこのクラウドワークス特区に報酬として支払われるわけですね。
クラウドワークスの手数料は5~20%なので、ざっくり計算して10%として月150万円、年間1,800万円がクラウドワークスの売上になります。
クラウドワークス特区にかかる費用より売上のほうが上になる、という。
そして市に入る税収のことも考えれば、市としても嬉しいわけで、どんな形であれスモールスタートでいいから始めてみてもいいんじゃないか、と思いました。
ということで、クラウドワークス特区をつくる際には、田舎でコワーキングスペースをやっているPonnufまでご連絡ください。
富津市金谷では「まるも」、いすみ市大原では「hinode」にて、田舎なのに若者がわんさかいます。
山口拓也の一言
クラウドワークス特区ができたら、クラウドワーカーの皆さん、ぜひ金谷かいすみへお越しください!
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