カーリースは、新車・中古車問わず一定期間車を借りて利用できる最近人気のサービスで、かなり便利です。
ですが、カーリースを利用する際に、ETCは利用できるのでしょうか。
どうすればカーリースを利用して、なるべく安くETC車載器を取り付けることができるのかを紹介します。
カーリースとは?
カーリースとは、車を月額の定額制で一定期間利用できる仕組みです。特徴的なのは、この定額制の中に保険代や車検代も含まれていて、ガソリン代や駐車場代以外の車にかかる料金を一括月額で管理できるという点です。
1日〜1週間と短期の利用のレンタカーとは異なり、期間としては〜9年など、契約次第ですがかなり長く利用できます。なので、一時的に「借りる」というよりも、賃貸の家に住む感覚に近く「自分のものとして使わせてもらう」ことになります。
また新車でも中古車でも、ほとんどの国産車も選べ、一部人気な外車も利用することができます。
「いろんな車に乗ってみたい」という人にはぴったりですね。
近年進んでいるシェアリングエコノミーの流れに沿って、続々と人気を集めているサービスです。
ETCを取り付けるメリット
車に日常的に乗り、高速道路を利用する機会があるなら、ETCを利用するのはもはや当たり前になってきました。
では改めて、ETCを利用すると何が良いのでしょうか。
- 高速道路料金が割引になる
- 料金所通過がスムーズになる
- ガソリンの節約になる
- 左ハンドルにも優しい
といったメリットがあります。特に高速道路料金の割引は絶大で、休日など混雑時は最大で50%もの割引になります。
このETCへの流れはこれから更に進んでいくでしょうから、まだ現金で払っている人は絶対にETCを利用した方が良いです。
カーリースの車にETC機器を取り付ける方法
では、カーリースを利用する上で、ETC機器を車に取り付けるにはどうすれば良いのでしょうか。
ほとんど自分のものとして借りれるカーリースの車ですが、ETC機器に関してはどのように設置すれば安く済むのでしょうか。
1. そもそもETCの付いている車を選ぶ
一番楽で、手っ取り早いのは、はじめにカーリースで車を借りるときに、中古車ならそもそもETC利用可能の車を選択することです。
それなら使用開始日からずっとETCカードを利用できますし、返却時もそのままで返却できるので楽で費用もかかりません。
2. カーリースのオプションで付ける
カーリースを利用する際に、予めETCが付いてくるオプションを利用することもできます。もちろん会社によってそういったプランがあるかないか、値段なども変わってくるので参考としての例を挙げておきます。
<カーコンカーリース>
もろコミ7,もろコミ9でカーアクセサリーコミコミオプションが2160円〜/月
カーナビ、バックアイカメラ、ETC、フロアマット、バイザーが全て付いてくるセットです。
注意点としては、カーリースを利用し始める最初から、オプションをつけなくてはいけないという点です。
多くの場合、途中からオプションをつけたり、反対に契約中にオプションだけ外すといったことはできません。
最初から最後までカーリースとセットで利用する形になります。
3. 自分で買って取り付けてもらう
カーリース車を利用開始した後に、ETC車載器をオートバックスやメーカーのディーラーで購入して、取り付けてもらう方法です。
この様に購入すると多くの場合「ETC車載器本体」「セットアップ」「取り付け費用」がセットで含まれているはずです。
必要な作業をまとめて行ってもらえて、支払いも一括なので楽ではありますが、カーリースとは別の手続きが必要になるので、その意味では面倒臭さはあるかもしれません。
料金としては、取り付け工賃まで込みで10000円〜20000円ほどが一般的です。
ただ一つ注意しなくてはいけないのは、カーリースの返却は原状回復が基本なので、多くの場合ETC車載器も外してから返却する必要があります。
そのため、車の内装を傷付けたりする方法でETCを取り付けると、返却時に修理費を負担することになるので、気をつけましょう。
4. ETC車載器を買って自分で取り付ける
ディーラーやインターネットで「ETC車載器本体」「セットアップ」のみのセットを購入して、自分で車に取り付ける方法です。
セットアップまではやってもらうしかありませんが、車に取り付けは自分で行うことが可能です。
この方法だと、セットアップ込みのETC車載器を買うと6000円〜というのが相場の様です。工賃が必要なくなる分安くはなりますが、自分でやり方を調べて取り付けを行う時間と手間がかかります。
また、カーリースは「改造禁止」が基本なので、もちろん違法ではないのですがETC車載器取り付けを自分で行うことに関しても予め相談した方が良いです。
カーリースに安くETC機器をつけるには
結論としては、すでにカーリースを利用していて、後からETCをつけたい場合は自分でセットアップ済みETCを購入するしかありません。何よりも安く済ませたいなら、自分で調べて車に取り付けましょう。
これからカーリースを利用予定の人なら、基本はカーリースを契約する時にオプションでつけるのがお得かつ楽なのでおすすめです。
ですが、どうしてもETC以外のオプションが不要で、総額を安く済ませたい場合は、しっかりとカーリースする会社に確認を取った上で、車用品店等でETC車載器を購入して取り付けてもらうか、セットアップ済みのETC車載器を自分で取り付けてみてください。
- 既に利用中の人:確認を取ってから、自分でETC車載器を別途購入
- これから利用予定:カーリースのオプションでつけてもらう
繰り返しますが、後から自分で取り付ける場合は、必ずカーリース先に確認を取った上で、車自体を傷つけないように注意してください。
車の返却時に多額の修理費を負担することになりかねないので、十分に気をつけてくださいね!