Yahooショッピング無料化が楽天にどう影響を与えるか考えてみる

yahoo

Yahoショッピングが先日、
「初期費用/固定費/売上ロイヤリティ」全て無料、とし、話題になっていますね。

Yahooショッピングの変更詳細に関しては、
「YahooショッピングEコマース革命」にてご確認ください。

一応、ECサイト運営のサポートも少なからずしているので、
今回のYahooの動きが楽天やその他ECサービスにどう影響を与えるのか考えてみました。

楽天への影響は小さい

「楽天やばい」みたいなツイートをたまに見かけたのですが、
楽天の売上への影響はかなり小さいと思います。

楽天市場の収益は出店料ではなくて広告収入

楽天の出店料はYahooショッピングに比べれば昔から高かったです。
店舗規模によりますが、月額5万円は最低でもかかります。
大きければ、店舗出店や運営だけで月額100万程度かかるのかも。

詳しくは「楽天市場の出店プラン・出店費用」をどうぞ。

ただ、楽天市場の出店店舗数って約4万店舗しかないんです。
「数字で見る楽天」より)

4万店舗もあるんだ、と思う人もいるかもしれませんが、
初めて聞いたときに、自分は結構少なく感じてしまいました。

というのも、BASEやStores.jpなどのサービス利用者が同じくらいだった気がしたので。
以下の記事だと、BASEの店舗数は4月時点で23,000店舗。
『無料ECのBASEがカスタマイズサービス「BASE Apps」公開ーー見えてきたビジネスモデルとは』

店舗数がそこまで多くない理由としては、
結局、楽天市場って出店したけど撤退する人も多いんですよね。
BASEはお金かからないし、出店取りやめとかするケースは少ないだろうし、
実際にアクティブな店舗で考えると実際はそこまで多くないはず。

というわけで、比較的アクティブな店舗として約4万店舗、ってすごいかも。

話を戻して、店舗の運営から得られる収益を考えると、
「4万店舗×平均月額費用20万円×12ヶ月」=約1000万円
なんです。
めっちゃ少ない・・・!!

追記)
めっちゃ少ないわけです。計算ミスっていたので・・・!;;
20万円を20円で計算していたので、実際は1000億円ですね・・・!
全然少なくない。
月額費用を高く設定し過ぎたかな・・・・。

もちろん計算はざっくりとしてしまったし、
ロイヤリティなども考えるともっと大きくなりますが、

楽天市場の売上高って全部まとめて2012年は約2,800億円なので、やっぱり少ない(少なくはない)
「楽天・アマゾン売上・流通総額・市場シェア比較 2013年」より)

ということで、楽天市場の主な収益は広告ということがよく分かると思います。
広告の種類にもよりますが、広告費用かなりかかるので、
1店舗で年間1000万円以上使うなんて割と珍しくないはず。

ということで、今回のYahooショッピングの動きで、
楽天市場への新規出店が減ったとしても影響は全くないかと思います。

楽天市場の既存出店者が動くのはまだまだ先の話

新規出店の影響はないという結論を出しましたが、
楽天市場に既存で出店している店舗はどうか、考えてみたいと思います。

月額費用がかからないなら、楽天よりYahooのほうがもちろんいいですもんね。

試しに、Yahooショッピングでも出店してみようと思う店舗はあると思います。
ただ、Yahooショッピングも楽天と同じく、広告使わないと売上は上がりません。

そして、市場の規模でいえば楽天のほうが大きいので、楽天のほうが売れる可能性は高いです。

ユーザー数や流通金額で考えると「楽天が東京で、Yahooは静岡」みたいな?
(静岡在住のかた、ごめんなさい)

流通規模は、「楽天市場:1.446兆円、Yahooショッピング:3,082億円」と楽天が約4倍。

「楽天市場からYahooに引越して商売しよう!」というのは、
「東京は家賃高いから、田舎でお店開こう」というのと同じだと思います。

上手くいっていなかったらYahooショッピングで勝負する店舗もあるだろうけど、
「チャンスだ!」と思って引越す楽天の既存出店者は少ないんじゃないかと。

Yahooショッピングは市場規模をどこまで拡大できるか

まとめると、Yahooの狙いとしては市場規模を拡大していこう、ということだと思います。
(すごく当たり前のことですが。。)
Yahooショッピングが盛り上がればユーザーも増えて、出店者も増える。
そうすれば、広告収入も増えてくるし、楽天市場からの引越しもあり得る。

また都市で例えると、
「楽天を東京として、Yahooショッピングは第2の都市大阪を目指す」
なんじゃないかなと。

新宿に、伊勢丹、高島屋、パルコがあるように、
ネット上に、楽天があって、Amazonがあって、Yahooショッピングもあっていい。

EC市場は今後拡大していくのは確実だろうし、ネット上に百貨店的存在が複数あっても問題ないはず。

楽天市場って好き嫌いが結構あるし、
楽天を使わない層をYahooショッピングは獲得していくのかなと。
ついでに、Amazonはコンビニみたいなイメージ。

長くなりましたが、Yahooショッピング無料化の動きからEC市場について考えてみました。

ちゃんと調べずにささっと書いた箇所も結構あるので、
ここ間違っている、実際はこうじゃないか、など意見/批判など受け付けていますので、
ご感想あれば、twitter,Facebookページなどで送ってもらえると嬉しいです。