SNSでの「投票に行こう!」があまり好きになれない理由を考えてみる

投票日が近付いているということで、ネットやソーシャルメディア上でも
「投票に行こう!」キャンペーンが盛んになっていますね。

先に伝えておくと、決してそういった行動が悪いとは思っておらず、
またそれに関わっている人たちのことはむしろ偉いと思っています。

ただ「投票に行こう!」という呼びかけに対して、
あまり好きにならない気持ちやその呼びかけに対する違和感があるので、
文字に起こしてみようと思い、ブログを書いてみました。

とりあえず投票に行こう、ってどうなんだろう。

まず前提として、国民全員が投票したほうがいい、とは思っていません。

というのは、国民が正常な判断や知識を持って投票できるとは思っていないからです。
20歳未満に投票権がないというのはそういったことが要因の1つだと思うんですよね。
政治や社会のことを知らない未成人が投票権を持っても、正しい判断をすることができない。
でも、社会人でも高校生より考えていない人はいますし、政治のことを知らない人だってたくさん。

なにも知らずに、ただなんとなく投票する、という行為は意味がないと思うのです。
むしろ場合によっては、それが迷惑や大きな損失につながることだってある。

たとえば、ネット選挙解禁でネット上でも色々な情報が発信されていったと思うのですが、
そのなかでデマを信じて、なにも悪くない候補者が批判されるような事態にもなる。

もちろん理想は「国民全員が投票できるようになること」だと思います。

ただ政治や選挙のことを理解しないまま、なんとなく聞こえがよく、
見栄えがいい人に票が流れてしまうことがとても危ないと思うのです。

「政治に関心を持つ」と「投票に行こう」は違う

上みたいなことを言ってしまうと、
若者の投票率向上のために動いている活動を否定しているように思いますが、
決してそういうわけではなく、言葉のニュアンスの問題なのかなと思っています。

「政治に関心を持つ」ことはとても大事だと思っていて、
それが国や政治を良くするし、投票率が上がることにも繋がると思います。

ただ、そのための第一歩として「投票に行こう!」とするのは順序が逆なのかなと。

理想の流れとしては、
「政治に関心を持つ」⇒「投票に行ってみる」
だと思うのですが、
「とりあえず投票」⇒「???(政治に関心を持つときも持たないときもある)」
ということもある。
もちろん「投票に行こう!」キャンペーンのなかで、
政治に関心を持ってもらったうえで投票に行ってもらう形を作っていることもあるので、
決して理想の流れが出来ていないわけではないのですが、
ただただ「投票に行こう!」としかやられていないときもあるし、
SNSだと情報が切り取られてそう見られてしまうことも多い。

ということで、「投票に行こう!」というならば、
政治に関心が持てるような施策も一緒にあるといいなぁと思います。

若者が政治に関心を持つためにできることとは?

批判っぽいことだけでは意味がないので、自分が選挙活動をしている立場だとして、
若者の投票率を上げるためにどんなことをするだろうか、考えてみました。

日本は他国ほど政治と経済が密接ではない

その前にもう1つ前提として、上のように考えています。
誰かが昔ブログで言及していたことだと思うのですがその通りだと思っていて、
若者の場合は特にそうなんじゃないか、と思っています。

別に、自民党になろうが、民主党になろうが、の生活は変わらない。
だから、投票しても意味がないと感じてしまう。
逆に、年配のかたは政治が自分の生活に大きく影響を与えるので投票率が高い。

とりあえずなにが言いたいか、というと、
国民が政治に参加すればするほど政治と経済が密接になる。
ただ、それはハイリスクハイリターンとも考えられる、ということです。

別に政権交代が起きたとしても、
企業が潰れたり日本が大きく変わるわけではないのが今。
(もちろん潰れた企業もあるだろうけど小さいという意味で)

政治と経済が密接になれば、結果的に日本が良くなるとしても、
苦しい目に遭ったり、損する人もそれ相応に出ると思う。
抽象的に表すと「+1000,-700で+300」みたいな。
今は、「+100,-110で-10」みたいな感じ。

選挙とは別に投票の機会を設ける

話を戻して、どんなことができるのか考えてみたのですが、
選挙じゃなくても、投票する機会があればいいんじゃないかと思いました。

なんか今の「選挙に行こう!」みたいなことって、
練習なしでいきなり本番の試合!みたいな感じがして、
たしかに投票したことなくて、政治のことも知らない状態だとしたら、
結構ハードルが高いのかな、と思うのです。

ということで、練習試合みたいな形の投票する機会。

イメージとしては、
「10代のための疑似選挙サービスTeens Opinion」
が近いかなと思っています。
とてもいいサービスだと思うので、ぜひチェックを。

別に投票が全てじゃないし、大事なのは意見が伝わること。

政治のことについて気軽に話すコミュニティーがWEB上にもっとあっていいと思うし、
実際には反映されない形でWEB上で模擬投票なんてあってもいい。
(すでにあるのかな?なんかありそう)

それらが政治や選挙に直接反映されなくても、それをみた人たちは影響を受けるわけで、
間接的には政治や選挙に反映されると思うのです。

というわけで、選挙とは別に政治に関心を持つ機会をつくることが大事だと思います。

最後にまとめ

一番の理想の形は「政治に関心を持つ」ことで「投票に行く」という流れとなって、
「国民全員が投票できるようになること」だと思います。

ということで、自分からは「投票に行こう!」とは言いません。
自分からのメッセージとしては「政治に関心を持ってみてはどうだろう?」としたいと思います。

政治に関心を持って、最低限の知識が身に付いたときに投票に行けばいいと思います。
ネット上でもそれらの知識は身につけられるはずです。

政治や選挙のことを学べる参考サイト

1.Yahoo みんなの政治
各党のスタンスや相性診断などがあり分かりやすい
2.参議院選挙2013
サイバーエージェントがamebaでやっているサイト。マンガ形式で基本的なことを教えている。
3.BLOGOS参院選選挙2013特集
争点がまとまっているのと、BKOGOSブロガーの意見は参考になる。
4.参議院議員選挙2013「マニフェスト・公約 比較表」
グラフで比較できて、ソーシャルメディアのアカウントもまとめてチェックできる。
5.NAVERまとめ「選挙」カテゴリー
ライトに読めたり、話題ごとに情報収集できるのがいい。

※参議院選の投票方法と選挙の流れ

最後に、自分が考える「投票に行くために必要な最低限の知識」は数時間で手に入ると思います。
政治のことを語りまくる、となると厳しいかもしれないけど、
自分が正しいと思える政治家を見つけることであれば、今からでも投票までに間に合うはず。

ご意見・ご感想などあればFacebookページでぜひ!