東京デザインウィークの火災事故って風化させちゃっていいの?

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先日、東京デザインウィークにて木製のジャングルジムが中に設置された白熱電球がもとで発火し、ジャングルジムの中で遊んでいた5歳児が亡くなる、という悲惨な事故がありました。本当に痛ましい事故で、子どもがいる身として、とても心苦しいです。

ただ、火災事故の後に、アメリカ大統領選や博多駅前の沈没事故があったことで、火災事故は風化されつつあり、その後の動向はネット上からだと何も分かりません。

もちろん部外者なのでなんでも知れるわけではないですし、知りたいわけではないのですが、主催団体の東京デザインウィークに対して思うことがあり、今回は記事にしようと思いました。

火災事故の何が問題なのか

ネット上でも世間でも話題にはなったため、火災事故の経緯は省略しますが、この事故は事故が起こった原因とその後にも大きな問題があると思っています。

具体的に挙げておくと、
・来場者から「危険ではないか」と注意があったにも関わらず、その注意を無視した
・火災事故が起こった後も中止とせずに、そのまま開催を続けた
・火災事故があったことを把握せず、ボヤ騒ぎと認識しているスタッフもいた
・運営に少なからず関わっているであろう藤沢デザインウィークはそのまま開催されている
・火災事故後の謝罪文が謝罪文とは言えないひどい文章だった
・現在の謝罪文も他人事のような文章で、主催団体に責任がないという文章にもとれる
・「事故の進展があれば報告する」とありながら、2週間全く動きがない

といったことが、自分のなかですごく気になっている点です。

もちろん悲惨な事故ではありますが、冷たく言ってしまうと、1人の人間がなくなった火災事故であり、日本のどこかで同じような事故は毎日もしくは月に数回は起こっているはずです(普通の火災事故と違って、人災の要素が強いですが、それでも大きな枠で言えば同じ火災事故なのかと)

ただ、その後の対応がとにかく酷く、これだけの事故が起こっても中止にせず、謝罪文はひどく、「このままあやふやにして来年も今まで通り開催するんじゃないか」という危険性すらあります。

はっきりと謝罪し、何が問題であったか、今後どうしていくか、を明確にすることなく、活動が続くのはあってはいけないと思いますし、このまま火災事故が風化していくことは避けてほしいと個人的には思っています。

また、この火災事故に対して言及している記事やニュースは以下になります。

『TOKYO DESIGN WEEKのお詫び文に「前略〜草々」が使われていて物議を醸す』(togetter)
『おがくずと電球で5歳児を焼死させた東京デザインウィークの何が問題なのか? 』(shi3zの長文日記)
『5歳児焼死イベントの関係者が謝罪して”即炎上”の体たらく|やまもといちろうコラム』(デイリーニュースオンライン)
『5歳児死亡…神宮イベント火災の補償問題 学生の責任は5割か』(デイリー新潮)

事故から3週間以上経った今どうなっているのか?

東京デザインウィークの公式サイトを見る限り、11/7のお知らせから更新はありません。

サイト内には、
「(中略)以上、お詫びと現時点でのご報告を申し上げます。」
とあり、その後の報告が今後される内容にて締められています。

もちろん「その後、報告をします」とは書いていませんが、常識的にこの記事で報告が終わりにはならないでしょう。。
数日や1週間程度は時間がかかることですが、もう3週間経ってそろそろ事件全体の報告ができてもおかしくない時期ではないでしょうか。

このまま終わっていい問題ではない

その後の報告がまだされていない原因として、

・事故の対処に時間がかかって報告しようと思っているがまだ報告できる状態ではない
・遺族のかたの意向で世間に情報発信をしたくない

ということであれば、しょうがないです。

ですが、そうでないのであれば早い段階で次なる報告と謝罪すべきではないかと。
ということで、以下のようになればいいと思います。

主催団体にはしっかりと謝罪してもらいたい

今までの文章を見る限り、主催の東京デザインウィークは火災事故が起こったことに対し、やや他人事のようなスタンスを取っているように見受けられます。
確かに、火災事故を起こした原因は展示した大学生の団体で、出展規約からも責任は負わない、と書いてあります。

ですが、
・事故が起きないか防災チェックの実施
・事故が起こった後の対処
は主催団体が責任を持って行うことで、その点ができていなかったことは謝罪すべきですし、法律上は責任がないから、謝罪はする義務はない、というのはどうなんでしょうか。

遺族のためにもしっかりとした謝罪を行ってほしいと願っています。

炎上や過度な批判/暴力はなくていい

東京デザインウィークの火災事故に言及する記事を書いていますが、炎上や過度な批判/暴力は生まれてほしくないと思っています。

・事故を起こした大学の関係ない学生まで批判する
学歴が低いから起きたわけでは決してなく、学歴が良い大学生でも起こした可能性はあります。
少なくとも、その大学の学生自体まで批判するようなことはやり過ぎなのかなと。

・理事や関係者全てに責任を言及する
理事には著名人の名前もありますが、正直名前を貸しただけで運営にはほぼ携わっていないでしょう。。
だからと言って無関係ではないですし、あくまで理事なのでなにかしらの責任は負うべきですが、一番の責任を負うのは運営に携わっていない理事ではなく、中心で動いていた理事たちにしっかり責任を取ってもらいたいですね。

・加害者の人生が過度に傷つかないでほしい
加害者の立場になった大学生、大学、主催の東京デザインウィーク、は今回の事故の責任を重く感じていると思っています。
※東京デザインウィークからは責任を重く感じている節が読み取れないため、この記事でしっかり言及したいのですが

その責任の重さや周囲からのパッシングによって、自殺することだけは止めてほしいと思います。

加害者側にも家族がいて、同じ5歳児の子どもがいる人もいれば、子どもだった時期を育ててくれた親がいます。その人たちを悲しませることはさせないでほしいです。

とはいえ、今回の事故を起こしてしまった責任はあるので、その責任と罪はしっかりと背負ってもらいたいと思います。

・本意ではない形で事故がこのまま消えてほしくない
個人的に懸念していることとして、遺族のかたがこの事故が再度取り上げられることで嫌な気持ちにならないか、という点です。
いろんな意見やニュースが、オンライン/オフライン問わずに出てくるでしょうし、必ず目にしてしまうと思います。

もうこの事故は風化してほしい、と遺族が願うのであれば、このまま風化してしまってもいいかもしれません。

ただ遺族のかたが、事故が風化してほしくない、火災事故を軽く見られている、とし、このまま風化することが本意ではないのであれば、このまま火災事故がしれっと消えるのではなく、しっかりとした形で終わることを望んでいます。

東京デザインウィークの火災事故って風化させちゃっていいの?

炎上してほしくはないのですが、この火災事故がこのまま忘れられて風化させたくはないのです。

そして、主催の東京デザインウィークには、
「まだ火災事故が終わっていない。しっかりとその後を見ている人はこれだけいるんだ」
ということを伝えたいです。

このまま風化されて来年も今まで通り開催なんてことは絶対にしてほしくないです。
ただ運営に携わっていたと思われる企画をそのまま開催しているなど、今の感じだとそのうち開催しそうなので、開催するのであればしっかりとした対策や反省の上ですべきで。

もし少しでも共感できる人がいれば、この記事をツイート/シェアして、東京デザインウィークに対して「まだ見ている」ということを発信してもらえたらと思います。

東京デザインウィークの火災事故って、このまま風化させちゃっていい事件ではないですよね。

同じような悲惨な事故が起きないためにも、東京デザインウィークが今までやってきた価値ある活動や実績まで無にしないためにも、しっかりとした対応が今後されることを心から願っています。