ミクロとマクロの視点で、地域活性について考えてみること

地域活性を行う上で、ミクロとマクロの視点で考え動くことはとても大事だな、と思ったので、メモがてら書いておきます。
(ミクロ、マクロなんて言うと難しくなるので、もっとかみ砕いて書きます)

ミクロ=地域の視点で考える

まずミクロの視点というと、より小さな単位、つまり自分たちが住む地域/町の単位で考えていくこと。
そういった視点で考えていったときにどんな地域活性になっていくか、というと、小さめで地域活性における持続性がやや弱い案が多い印象です。
具体的には、
・地域同士で協力するために話し合いの場を設ける
・空き家を清掃して住める家をつくる
・イベント(10人規模)を開いて人を呼ぶ
など。

別にそのアイデアが悪いとかではなく、地域活性において必要な要素なのですが、ミクロ視点から生まれたアイデアの積み重ねだと自転車操業のようになり、限界がくるというか継続するのに苦労していくような気がしています。

ただ地域活性の現場だと、こういったミクロな視点での動きがやや多いのかな、と勝手ながら思っています。

マクロ=日本全体の視点で考える

マクロな視点は、日本とか県とかもっと広い視点から考えていくこと。
少子高齢化で人の奪い合いになるわけで、そのなかでどういった立ち位置でやっていくのか、はすごく重要だなと思います。
都心だって人手不足で求人をかなり出している企業があるわけで、そのなかで魅力に乏しいと思われている地方はやはり今後も苦戦するよな、と。
人を誘致することだけが地域活性ではなく、どういった町を作っていくか、において、日本や県、近隣地域とのポジショニングをもっと考えていくといいと思うのです。というのが、マクロな視点になるのかなと。

具体的には「県や近隣地域においてどういった位置づけの町にしていくのか」をしっかり考えることなのかなと。

ただ考えるだけではなく、それらを県や近隣に主張し、お互いの長所を活かしてやっていく。
田舎で土地がたくさんあると言っても、意外と住める世帯は少なかったり、観光でやっていくにせよ観光客を収容できるほどのキャパシティがなかったり、町で手掛ける地域活性には限度があるので、数十年持続可能な地域活性を行っていくとしたら、最低でも市や地域単位で戦略をしっかりとつくって、その戦略のもとに動いていかないと衰退していくのかなと思います。

実際に書いてみたら普通のことだよな、と思うので、当たり前のことを何言っているんだ、とも思うのですが、地域にのめり込んで活動していくほどミクロ視点で動いてしまいがちになりそうなので、しっかりとマクロな視点を持って動くこと。

組織としては、ミクロで動く人材とマクロで動く人材でやっていくと良さそうだなと。

ということを意識しながら動いてみようと思います。

SPONSORED LINK

ワークキャリア