この前の飲み会で、もう既に知り合いだったのだけど、お互いの過去のこと意外と知らないよね、ということで、なぜか自己紹介っぽいことを飲みながらしていて、そんな話をしながら、自分自身の人生の転機はなんだったんだろう、と考えたのがとても良かったので、そのときの話をもとに、自分の過去を振り返ろうと思います。
もちろん5つに絞ることなんてできないし、もっと他にも色々あるんだけど「話長い」と言われそうなので、5つにしてみました。
桃太郎電鉄で社長の存在を知ったこと
家族のなかでもよく話に出されるので、当時の自分は結構影響を受けていたのかな、と思うんですが、「桃太郎電鉄」というゲームをやったことは人生に影響を大分与えたんじゃないか、と思っています。
スゴロク、人生ゲーム要素があるゲームで、ゴール目指して進む中で、街にある商店や企業を買い、それらから得る収益を含め競い合うゲームなのですが、そのなかで「社長」という存在を知ったんですね。
(今思うと、買い占めていただけなので社長ではないか)
当時感じたことは、世の中にはいろんな会社があって、いろんなお店や商売があって、そういったことを手広くやっていくとしたら、会社に勤めるのでは1つのことしかできず、社長になるのが一番いいと思ったのです。
桃太郎電鉄は単なるきっかけで、頭の中に社長という言葉が生まれたことで、その後もそういったことを意識するようになったし、結果的に今に至っているんだと思います。
あまり興味がなかった高校に通ったこと
次は決して当初は全く嬉しいわけではなく周りにも迷惑をかけたと思うのですが、高校時代は自分自身の考え方や生き方を決めるうえで、良い転機になったと感じています。
高校は「早稲田大学本庄高等学院」という早稲田の附属高校に通っていたんですね。
目指した理由は正直なくて、周りに勧められたのと、自分の偏差値とも合うし、進学校と附属校では大きな差があるし、なんとなく目指していたのです。
受験勉強は全く苦ではなくて、なんでもいいから高い目標を設定してもらって、その目標に向かう過程を楽しんでいたので、目標はお任せ、という。だから、当時付き合っていた彼女が早稲田より偏差値が高めの国立を目指していたので、途中から目標をその高校に切り替えるほど。
受験勉強中は目標はどうでもよかったのだけど、実際に試験/入学間近になると、
「普通に共学で楽しい高校生活がいい・・・!」
「受験勉強を最後は手を抜き、もう一度本気で受験勉強してみたい」
といった気持ちが芽生え、入学前から割とモチベーションは低かったのです。
そのため、入学したけれど他の高校が言いたいと言い出すなど、親や周囲にはとても迷惑をかけたなと強く思うのですが、高校選びを真剣にやらなかったことで、「自分の人生は自分で決めることの大事さ」を学んだ気がします。
高校時代にはその他にも、オーストラリア留学に行かせてくれたり、受験がない分多くのことに挑戦でき(ラグビー、バンド、バイト、マンガを書こうとしたり・・)大学が早稲田と決まっていることから将来何やるかを真剣に考える時間をとることができました。
高校選びを真剣やらなかったことは失敗だったけれども、早稲田本庄に入学したことは失敗ではなく、色々あったけど楽しい高校生活だったな、と思います。
(ただ、もしもう一度高校を選ぶ機会があったら絶対に共学を選ぶ・・・)
世界一周に行ったこと
長くなってきたので、高校から一気に話は進み、大学3年目の夏。
半年間の世界一周に行きました。
世界一周に行った経験は人生を変えるのに不足ないほどのインパクトですが、そのなかでも意外と大きかったことは本当に好きだと思える彼女ができた、ことだったのかなと思っています。
(もちろん今まで付き合っていた人も好きだったのだけども・・)
世界中の素敵な景色や世界遺産をたくさん見て、美味しい料理をたくさん食べ、本当にたくさんの経験をしたけれども、人と接することで感じる喜怒哀楽はなにより大きかったです。
どちらかと言うと、冷めているほうで感激して泣く、ということはしない性格だったので、心の振り幅が大きくなって、それが人生の大事な場面において大きな力を与えてくれるようになったと思います。
世界一周や海外ひとり旅に興味があるけど、どうすればいいか不安、という人はこちらの書籍が背中を後押ししてくれるはず。
自分が設立に関わった団体で出版した書籍です。
世界一周に興味がある人は「世界一周航空券」の使い方が詳しく紹介されているこちらの書籍がおすすめ。
夢や感動を共有できる仲間と活動をできたこと
世界一周から帰国後は「世界中の面白いモノをもっと発信したい」という想いから色々やり、国際フェス「世界市」という1万人規模のフェスを立ち上げやっていました。
このときが人生のハイライトで、とにかくひたむきに前に進むことしか考えていなかった、がむしゃらに頑張っていたな、と。
フェス開催までの時間は少なく、他人の貴重な時間をもらってみんなで本気になって活動したことはとても大きな財産です。
あとは、そのなかで学ぶことも多く、営業、イベント運営、サイト制作、フリぺ制作、組織運営など本当に多くの経験を積んだなと思います。
金谷にやってきたこと
最後に、現在進行中でもある千葉の田舎「金谷」に来た、ということ。
人生変えたか、というと変わったというよりも、広がりを持たせてくれた、という印象です。
今までにない価値観や考え方に触れ、自分自身の幅も広がったと思います。
金谷に行かなかったときの人生はどうなっていたんだろう。
多分、同じくらいに面白く楽しい人生を送っていると思うのだけど、どうなるのか今思うと想像できないです。
特に、仕事だけでなくプライベートでの充実やライフスタイルの変化が大きいんだなと思います。
正直都内にいたほうが仕事にはもっと没頭していた気がするし、金谷に来たのか大人になったのか結婚するからなのか、プライベートや家庭に使う時間は増えているな、と思います。
成功と幸せは別物で、仕事における成功をしているかというと正直まだまだ未熟なのだけども、幸せかどうか、でいうと大分幸せです。
昔に比べると、成功と幸せの割合が変わって、幸せを大事にするようになったのかな、とやや思います。
ということで、「自分の人生を変えたな」と思う出来事でした。