ハワイのヒルトンタイムシェア説明会に参加して思った、タイムシェアのメリット・デメリット

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ハワイが結構楽しく、ハワイにまた行きたいな、と感じる今日この頃。
つい先日、ハワイに新しくできるヒルトンホテルのタイムシェアの販売説明会に行ってきました。

ハワイのタイムシェアに興味が昔からあったわけではなく、ハワイ帰りに空港で声をかけられただけです←
興味があったことに嘘はありませんが、抽選でハワイ行き航空券が当たることとヒルトンの食事券1万5000円分がもらえる誘惑があったことも事実です。

ただ、タイムシェアってなんだ、という人が多いと思うので、簡単にタイムシェアについて説明しておきます。

高級リゾートを週単位で所有できる別荘とシェアハウスの中間

本サイトにあった言葉を引用させてもらうと、

ハワイの高級コンドミニアム・スタイルのお部屋を1週間単位で所有し、本当にハワイに暮らしているかのようなゆったりとした時間を楽しむ。それが、私たちの提案するバケーションスタイル「タイムシェア」です。
また、世界8,000ヵ所以上の豊富なホテルやリゾート施設と交換利用ができるので、世界中に自分の部屋をもつという優雅なライフスタイルを実現できます。

(タイムシェア・プログラム|ヒルトン会員リゾート)

といった内容です。

別荘を買うと高い、ホテル滞在より立地に暮らしたい、というかた向けのプログラムです。
ホテル滞在とは別であくまで不動産物件を買うことと同じなので、一度買ってしまえばその後の権利は自由に使うことができます。

ただ、別荘など普通の不動産と違うのは、「週単位で所有する」ということ。
そういった点では、シェアハウスに近い概念になるのかなと。

実際に別荘を買っても行くのは年に1回で管理は手間、という人にはぴったりです。

宿泊するホテルはとにかく豪華

説明するまでもなく、宿泊するホテルはとても豪華。普通に宿泊したら1泊数十万円ほどするようなレベル。
特に、ハワイ島なんて東京ドーム5個分の敷地に、巨大なプールがいくつも。写真見たほうが早いので、写真で体感してみてください。

あとは、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジのサイトで確認してみてください。

宿泊するのは上記サイト内にある部屋ではなく、もっと広くてでかい部屋ですね。
全体設計をしたのがディズニーの設計をした人と同じようで、施設内の移動にはモノレールやゴンドラが使われるようです。

ヒルトン系列の別ホテルに宿泊することも可能

とはいっても、ハワイだけだと飽きるし、毎年は行かなそう、という悩みにも対応しています。

どこか1つの物件を所有していると、他の物件に宿泊することもできるようで、ハワイのタイムシェア物件を持っていれば、ニューヨークのタイムシェア物件に宿泊、といったことも可能です。

じゃあ、ホテルごとに物件を売り出す必要ないんじゃないか、とぱっと思う人もいると思うのですが、自分が所有するホテルだと優先予約など特典が幾つかあるようです。このあたりの仕組みは別途説明できればと思うのですが、魅力としては世界中のヒルトンや系列ホテルに泊まれること。

一度購入してしまえば、海外旅行では宿泊費はかからない、とも言えるのかなと。

費用は平均300万円程度と意外と安く感じる

気になる費用ですが、ホテルのグレードや部屋のサイズなどによりますが平均300万円程度で、年間10~20万円程度の管理費。
毎年ではなくて、一度払ってしまえば半永久的に宿泊することができて、子どもに受け渡すこともできます。

ぱっと聞くと安く感じません・・・??

約300万円を払ってしまえば、海外旅行での宿泊費が一生かからず、その宿泊先はめっちゃ豪華。
期間は1週間が基本ですが、金額を上げればもっと泊まれるし、宿泊日数を減らして金額を減らすことも可能です。

一般的な不動産と同じく、管理費がかかるのですが、管理費は年間10~20万円程度で、かなり高いというわけではないです(と言いつつ、積み重なっていくと大分大きな金額になるのですが)

簡単に計算すると、年に1回30年利用したら、1回1週間の宿泊で10万円程度。
4人で宿泊だとしたら1人あたり2.5万円で1日あたりだと3~4千円。どう考えても安いです。

そして、今回のタイムシェア販売説明会では、2017年完成予定のハワイの物件の先行販売が主。他のタイムシェア物件もありますが、先行予約のほうが安くてかなりお得で、枠も余っているので、そちらの説明が基本でした。

「ヒルトンのホテルに毎年泊まれたら楽しいな~」
「とりあえずハワイにもう一度行きたいし、というかハワイに行きたい」
「手が出せる金額だし、つい手を出したくなる」

という誘惑がありながらも、タイムシェアのマイナス点も把握していたので、購入はもちろん見送り(むしろ初回の説明会で、購入契約の話に進むとは思っていませんでした)

毎年、海外旅行に行きたい、と思っているので結構ありかな、と思ったのですが、実際は人それぞれかつ際どい部分もあるので、最後に、ヒルトンのタイムシェアのメリットとデメリットをまとめておきます。

ヒルトンのタイムシェアのメリット

ヒルトンのタイムシェアのメリットを挙げると以下の通り。

  • ヒルトンの豪華なリゾートに毎年宿泊できる
  • 長く利用すればするほどお得
  • 同じグレードのホテル滞在に比べたら断然お得
  • 世界中のヒルトン系列のホテルに宿泊できる
  • 宿泊せずともポイント移行で損しない
  • 友人や家族に貸すことも可能

とにかく豪華なリゾートに毎年お得に宿泊できること。
しかも、柔軟性は高く、宿泊しなくてもポイント移行で現金化もでき、翌年にそのまま引き継ぐこともできます(タイムシェアの利用はポイントで管理する仕組み)
友人や家族に貸し出すこともでき、宿泊人数に左右されることもなく、子連れで宿泊などホテルよりも断然にお得。

同じグレードをホテル滞在で実現しようとなるとタイムシェア以上の金額になること間違いなしなので、とにかくお得であることは間違いなしです。

タイムシェアのデメリット

ただ、ネットで調べてみると分かるのですが、意外とタイムシェアは不人気です。
その理由としてデメリットを挙げると以下の通り。

  • 宿泊予約が取れにくい
  • リセール(中古販売)のほうが安い
  • 売却が手間
  • 管理費が高い(上がる可能性がある)
  • 普通の海外旅行に比べたら割高

まず、宿泊予約がとれず行きたいスケジュールで行けないことがあるとのこと。
自営業であれば融通はききやすいですが、普通の会社員だと休みは取れにくいでしょうし、シーズン時で予約がとれないのは嫌ですよね。そのため、所有する物件には優先予約権があるようですが、優先予約の権利がないとやはり予約できないのか、と思うと心配になるはず。

次に、中古物件といった形で、タイムシェア物件のリセールもあります。
もちろんリセールのほうが安く、正規料金の半額程度の場合もあり、断然リセールで買ったほうがお得です。リセールだと優先予約がない、など多少のデメリットはありますが、基本的な内容は変わらず。
リセールがあることはいいのですが、価格が上がるわけではなく結構下がっていることと、その売却手続きが若干手間といった点は、所有してもし売却することになったときにはリスクだなと。リセール市場が盛り上がっていて金額が高めであれば、先行予約で割安な金額で購入し、より高い金額で売却、といったことも出来なくないのですが、それが出来なさそうなのはマイナスかなと。

そして最後に、「普通の海外旅行に比べたらやや割高になるよね」ということです。

上で行った簡単な計算には管理費が含まれていないので、管理費を含むと30年間で支払う金額の総額は、300万円+15万円*30年間で総額750万円。
月1万円程度と思うと管理費は安く感じますが、塵も積もれば山となる、ということで管理費のほうが負担は重いのです。そして、その管理費は固定ではなく上がる可能性もあります。

管理費が上がらない前提で、年に1回30年間利用したとすると、1回宿泊で25万円、1日あたり約3.5万円。
2人だと1人あたり1.7万、4人だと8千円、と一般的な旅行の宿泊金額と変わらない金額になります。

もちろん子供にも引き継げますし、30年ではなく50年利用を前提で計算すればもっとお得になりますが、そういった計算をしないと決してお得ではないです。

ただ、ホテルのグレードは一般的な旅行で宿泊するホテルとはグレードが違うので、十分にお得ですけどね。海外旅行には行くけど、ホテルは普通のクオリティーで十分満足ならタイムシェアにする必要はないなと思いました。

まとめ:豪華なリゾート好きならタイムシェアあり

普段からヒルトンのホテルに泊まる、宿泊費が数万円は当たり前、という人にはタイムシェアはおすすめです。
また、海外旅行にも頻繁に行き、複数人で行くことも多く、期間も比較的長めで自由に調整できたらベスト。

自分の場合は、後者には当てはまるものの宿泊費はもう少し抑えたいなと思うので、様子見でいこうと思います。
あとは、リセールやレンタルで一度試したうえで決めることもできるので、そういった形で試してみるのはありかなと。あとは法人プランがあるのでかなり将来的に福利厚生として導入するとともに節税にもいいのかなと。

タイムシェアが合いそうな人は結構いる気がするので、興味ある人はぜひタイムシェアについて調べてみてくださいー!

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